2026/05/07 11:44

栃木県栃木市大平町の「内海ぶどう園」と申します。


facebookで報告している、シーズンオフの内海ぶどう園の作業です。

〇2026/01/22

お世話になります
4箇所目の畑の剪定終わりました
残りはあと1箇所
この畑は道路より低い場所なので上から樹の状態がよくわかります
自分で言うのもアレですけど
なかなか良くアレできました
ぶどうの栽培は自然形の長梢剪定(枝を長く伸ばすアレ)、種ありが基本だと思っております
樹の状態を見極め適説な管理をしていく
間違った管理をすると良いぶどうは収穫できません
近年は種ありだとアレなんで当園もアレにしましたけど
確かな技術と豊富な知識、そして長年の経験の積み重ね
僕に足りない物ばかりですがコツコツとヤッてイキます


〇2026/2/7

お世話になります
今僕に必要なのは想う気持ちと想像力です
枝の誘引始めました
剪定した枝を棚に配置して固定します
結果母枝(剪定で残した枝)が芽吹き新梢(新しい枝)が伸びた時の状態を想像する事が大切です
普段僕が特技としているムフフな妄想とは違います
適度に光が入り適度に風が抜ける
棚面が明るすぎると日焼けするし
棚面が暗すぎると着色不良や、病気が増える
剪定、誘引はぶどうの品質を決める1番重要な作業だと思っています
農業には光と風と水が必要です
僕にはトキメキと現金とカロリーが必要です
春になって芽吹き、枝が伸び棚を緑が覆う
そんな事を想像するのがこの時期の楽しみでもあります


〇2026/2/9

お世話になります
2月9日 剪定•誘引作業終わりました
過去最速のペースでした
目の前にライブとスノボというご褒美がぶら下がっているとブタでも早く走れるものです
もしデートの予定があったならシ○ブに手を出して1日24時間仕事したでしょう
年々剪定の精度が上がっていることを実感しております
どの枝を切っていいのか分からずにしゃがみ込んで樹を見上げることしかできなかったあの時とは違います
突然1人でぶどう園を背負うことになり、その重圧に押しつぶされそうになりながら、何度も失敗して、幾つもの試練があり、もし神様の家を知っていたなら大量の火炎瓶を投げ込んでいたでしょう
それでも今日までヤッて来れたのはあの時決めた覚悟を嘘にしたくなかったから、たくさんのお客さんや仲間の応援があったから
もちろんまだまだ栽培者としては一人前ではなくて、ようやく2/3人前くらいなれたのかなと
たくさんの失敗と挫折を、、、なんて話をよく聞きますが、僕にとっての挫折はぶどう園を辞める事なので挫折はした事がありません
これからもしません
するかもしれません
その時はごめんなさい
畑の手入れはひと段落ですがトンネルメッシュ(簡易的な屋根)の増設や散水配管の設置などもう少しヤル事はありますがすこしだけのんびりできるかな
もう我慢の限界なので雪山に行かせていただきます


〇2026/2/11

お世話になります
新しい品種の苗、届きました
もう品種は増やさないと決めていたのに
好きをこじらせるとこうなります
どのタイミングで来園しても毎回違う品種を収穫している
味、色、収穫期がなるべく偏らないように
少量ずつですが取り扱い品種が多い方がワクワクしますよね
今回増やした品種はロザリオロッソとシャインマスカット親に持つ鮮やかな紅色のぶどうです
名前はスカーレット
風と共に去らなければいいのですが、、、


〇2026/2/22

お世話になります
散水設備の部材が届いたので配管工事始めました
ウチは路地栽培なので本来はこんなモン必要ありません
ですが、ここ数年の高温と雨不足
しかもぶどうの肥大期の降水量の少なさ
神様がクソ性格悪くて意地悪なのは分かりきっているので抗っていきます
路地栽培ですが、水の管理は施設栽培に近い形で管理していきます
それが今後の高温対策の要なのかなと
夕方に散水すれば夜温も下げられるし、着色不良への効果も期待できます
見た目はワイルドでセクシーでナイスガイな僕ですが、心と手先は繊細です
大抵の事は自分でヤリます
調子に乗ってうっかり今日完工しそうになりました
週末に手伝う気満々の様子がおかしい友達の為に仕上げの作業だけ残しときました
そんなわけで店長は本日も冒険の世界に石板を探しに出かけるのでした
お疲れ様でございました


〇2026/3/7

お世話になります
適期なので芽出しの栄養剤を刷毛塗りしました
今年からはいつものいつものアレじゃなくて新しい資材を試してみました
初めて使う資材なのでタイミングをじっと待っておりましたがもう我慢の限界なので3月5日に実施しました
今回は短梢剪定の延長枝や発芽しずらい太い枝を中心に塗布
本当は全ての芽に塗布したいのですが、時間と労力がかかるのでそれは影分身の術を覚えてからにします
今回の作業をしたからといって確実に発芽するわけではありません
でもやらないよりはやったほうが可能性は大きく上がります
芽傷を入れてオーキシン(発芽抑制ホルモン)の流れを断ち、栄養剤を塗布して発芽率を上げる
発芽しない事には何も始まらないのでこの時期の重要な仕事です
全ては美味しいぶどうの為とか言っていますが、多分自分自身が収穫期に納得したい為です
一年に一回しか勝負できない作物だからこそ自分の技術全てを注ぎたいと思っております
ぶどうの樹と対峙しているつもりがその向こうにいる自分自身と対峙しているのかなと
まもなくブリージング(樹が水を吸い上げる事)が始まり、ぶどうの樹達が休眠期から目覚めます
なんだかソワソワして意味もなく畑を徘徊しております
明日は雪山
この時期期待できるはずもないパウダースノーに期待してしまうのはなぜなんだろう


〇2026/3/28

お世話になります
3/28 施肥しました
今回使った肥料は発酵鶏糞です
炭素率7程度の即効性の有機肥料
施肥の目的は発芽〜展葉4,5枚程度までの期間の栄養です
それ以降は独立栄養期に切り替わるためその都度微量要素を調合し葉面散布していきます
施肥する際に気をつけている事はどの発育ステージで、どれくらいの期間効かせたいか
ただ肥料を撒くのではなく明確な目的が必要になります
気候相手なので肌感覚になってしまいますが、ぶどうの樹の水揚げ開始時期、畑の草の動き方、周辺の草木の様子など自然の動きを視野を広げて観察する事が必要です
僕の感覚だと発芽まであと一週間程度
無事に発芽してくれるのを祈るばかりです


〇2026/4/11

お世話になります
アレキサンドリアのハウスにパイプ(棚の代わり)を設置しました
このハウス、元々は椎茸の菌床栽培をしており、その棚の隙間にぶどうの樹をはわせておりました
が、作業性が悪く、風通しも良くなかったので最終的にカイガラムシの餌食になって樹を切りました
そのタイミングでハウスを綺麗に片付けリセットし、一昨年アレキサンドリアを植え直しました
この樹は苗を路地畑で一年間育ててハウスに植え替えたものです
去年から実をつけだしたので今シーズンから樹形を作っていきます
間口4メートル、奥行き15メートルの限られたスペースに樹を納め、更に樹勢を落ち着かせる
そもそも無理に近い状況ですが、人並みに素直じゃない僕はとりあえず出来る事をしてみようと思っております
この樹の樹形は並行整枝の返し枝のみを使い、短梢剪定で栽培していきます
最近勉強したロケット仕立てをヒントにしました
このクソ狭いハウスの中で少しでも樹を落ち着かせるにはこの方法がいいのかなと思っております
当園では数種類の樹形でぶどうを栽培しております
こんな状況でもいくつかの選択肢がありそれを応用できるのは大きなメリットじゃないかなと思っております
何事も視野を広く持つことが大切ですね
結果がどうなるのかは数年先の事ですが上手くいって欲しいものです


〇2026/4/26

お世話になります
ぶどうの芽も出始めホッとしております
気温も上がり今シーズンも始まりそうですね
路地栽培の農業は毎年一年生だと思っております
毎年違う気候条件の下での栽培
柔軟な考えが必要です
植物が出している小さなサインを見逃さないように
丁寧に手入れをしていくことが大切だと思っています
何度目かの一年生
あなたに笑ってもらえるように今年もそこそこ頑張りますね